歌姫の手紙
――私はもう気づいてるよ。 君の言葉は表よりも裏の奥にある。 嫌いだとかあいつの所に行けと言われるたびに胸が痛んだけど、それは君の言葉の表に傷ついたわけじゃなくて。 色んな人達と触れ合う度に、君の言葉の裏側を感じて泣きたくなる…
流星R18
扉が開く時
予想よりも早く、ソロはチャンバー入りすると連絡があった。『行くって連絡した方が良いかしら?』 ヨイリーはそう気を使ってくれたが、ミソラは断った。先に伝えたら、当日キャンセルする可能性がある。 仕事が多忙期でないのが助かった。ソロが来る日に…
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ミソラの決断
――さあ、覚悟を決めよう。 ソロから全ての事情を聞いたスバルは、ようやくミソラの想いを悟った。 恥ずかしい事ではあるが、今まで彼女の事は大事な盟友という認識であり、相手もそうだろうと思い込んでいた。 し…
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無題
別にソロもミソラに対してひどい扱いをしたいわけではない。 ちょっかいをかけてこなければ相手をするつもりはないし、何かを言われたとしても徹底的に叩き潰すつもりはない。 ただ、彼女は自分の無意識に背を向けて自分に構う。そのことがイラつくのだ。…
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拡散禁止
音もなく携帯端末のカメラ機能が、自分を捉える。 解っているけれど、背後からの攻めに対して耐え抜けるほど、ミソラは辛抱強くなかった。「……は……!」 喘ぐ。 雌として雄のモノを咥えこんで震える腰。それに合わせて乳房も震え、後ろから突いてくる…
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罰
某月某日、深夜。 響ミソラは自宅のベッドの中で、明日の事を考えていた。(明日、ソロに会う) 本人からではなく、ヨイリーから明日会えると連絡があった。というのも、今の彼は世界中から危険人物としてマークされているからだ。 自分は彼が危険だとは…
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特別収容チャンバーB30XX
その部屋はサテラポリスの地下深くにあり、まず使われることはない。 厳重な警備が敷かれ、電波も遮断されるので、脱出は不可能。トイレや風呂などの最低限の生活家具はあれど、部屋は狭く生活するには苦しい。 曰く、世界的な凶悪犯を収容する時のみ使わ…
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騎士と女王の物語・5
あの後。 物足りないと感じて、熱に浮かされるままもう一度抱いた。 シドウもクインティアも快楽の波に飲まれるまま互いを求めあい、繋がっては甘い吐息を漏らす。「ティア……愛してる……っ!」「シドウっ……!」 相手の名前を呼びながら達することの…
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騎士と女王の物語・4
小ぶりな乳房を軽く揉むと、クインティアが熱い吐息を漏らす。桜色の先端が、ぴくりと反応した気がした。(小さいけど、すごく柔らかいなこれ) 弄り回したい。もっと揉みしだきたい。ぷっくりとした乳首を舐めたい。そんな欲望が、むくむくと湧いて出てき…
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騎士と女王の物語・3
夜。 客室の一つで、シドウはベッドに腰かけたままずっと動かなかった。 クインティアを結婚させるわけにはいかない。だが、一介の騎士でしかない自分に何ができるのか。 解っているのだ。結局のところ、国だの情勢だのは上っ面で、自分がクインティアを…
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騎士と女王の物語・2
ヴェリツィアの王子ジャック。 彼もまた若いながらもクインティアを補佐する優秀な王子として名が知られ始めており、「氷潔の女王クイーン・ヴァルゴ」と合わせて「獄炎王子コーヴァス」の名で呼ばれていた。 クインティアの後をついて回っていたあの頃を…
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騎士と女王の物語・1
――これはミーティアが落ちる前の物語。 「はあ、ヴェリツィア国に、ですか」 音速の英雄アシッド・エースシドウは、目の前にいる年下の女性にそう問うた。 問われた女性……参謀長ルナは一つ頷いて、今回の指令を再度解説する。「今回は単純…
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