流星長編3

流星のロックマン・希釈「星河スバルの傲慢・1」

 神具の盗掘は、「番人」――孤高の戦士も即気づいた。 ムーの情報についてはオリヒメと並んで詳しい彼は、その神具の使い道をすぐに見抜き、行動を開始した。 一人だからこそできる、判断からの素早い行動。 地味ではあるがこれもまた、彼の大きな武器の…

流星のロックマン・希釈「プロローグ」

 その日、シドウが訪れたのはサテラポリス管轄の刑務所だった。 警備員に軽く会釈をし、担当者に事情を説明すると、既に話が通っているため、すぐに目的の人間を呼び出してくれた。 ここは主にサイバー犯罪を犯した者たちが収容されており、今回シドウが面…