流星のロックマン・希釈「流星のロックマン・希釈・7」 - 3/3

 僕が信じているキズナって、何?
 いつも僕に力を貸してくれる仲間達って、どういう人たち?
 一緒に戦っているって、どういう事?

 僕が信じているものは、そんな単純なものじゃないはずだ。
 仲間も、力があればいいと言うわけじゃなかったはずだ。

 目の前に立つ少年だって、みんなが言うような悪人じゃないはずだ。

 あの少年は、キズナに傷つけられた。だからキズナを否定し、キズナを嫌っている。
 でも、本当に大事な絆を守るためなら、命を投げる事だって出来る。
 僕はそんな彼をどう思っている?

『悪人をやっつけろ!!』
『キズナの力で叩きのめすんだ!』
『仲間全員でぼこぼこにしちゃえ!』

 違う。
 キズナの力はそんな風に、相手を叩きのめすだけの力じゃない。
 僕の仲間は、そんな事はしない。
 彼は、悪人なんかじゃない。

 ――彼は、僕の友達だ。