AMY『ペケ太郎まだかなぁ……』
AMY『とりあえずチュートリアルはやったけど、何から始めればいいのか解んないよ』
『GAME START』
AMY『え、嘘、ゲーム始まった? 私どうすれば!?』
AMY『やだ、こっち撃ってくる! 助けて!』
『PLAYER:AMY DEAD』
AMY『動けない……』
AMY『えっと、これってやられたって事?』
デッドマン『おいてめぇ! 足引っ張りやがって雑魚が!!!!!!』
AMY『ひっ、ご、ごめんなさい』>デッドマン
デッドマン『これはゲームじゃねえんだよ! 雑魚はやめちまえ』
AMY『そ、そんな……』
プレイボーイ『おいおい、可愛い女の子に雑魚とか酷いだろ?』>デッドマン
デッドマン『ちっ……解ったよ』>プレイボーイ
AMY『あ、あの、ありがとうございます』>プレイボーイ
プレイボーイ『構わないよ。こんなことで初心者がいなくなるのは避けたいからね』>AMY
AMY『確かに……』>プレイボーイ
プレイボーイ『ところでAMYちゃんは一人かな? 誰か慣れてる人はいないのかい?』>AMY
AMY『いえ、人待ちです。もうすぐ来ると思うんですけど』>プレイボーイ
プレイボーイ『ふーん、ならその間俺がこのゲームについて教えるよ。いきなり巻き込まれて大変だったろう?』>AMY
AMY『はい』>プレイボーイ
プレイボーイ『その代わりとは言っては何だけど、今度リアルで二人きりd』
『PLAYER:プレイボーイ DEAD』
『TEAM:BLUE WIN』
AMY『……へ?』
RUI『ゲーム中に女口説いてんじゃねーよ。出会い厨が』
AMY『出会い厨?』
RUI『は? んな事も知らずにやってんのかよ。どんだけ初心者なんだ』>AMY
AMY『すみません。大学までやったことないです。今回のも友達に誘われて、初めてのプレイなんです』>RUI
RUI『それもだ』>AMY
AMY『え?』
RUI『ゲーム上で個人情報をべらべら話すな。さっきみたいな女目当てのクソに目ぇつけられんぞ』>AMY
AMY『あ』
RUI『ドが付くほどの初心者かよ……。保護者どこ行きやがったんだ』
AMY『友達はもうすぐ……え? まだ時間かかるって!?』
RUI『?』
AMY『あ、あの、友達、ログインするのにまだ時間かかるって』>RUI
RUI『それが何だよ』
AMY『その間、できればやり方とか教えてくれませんか!?』>RUI
RUI『はぁ? だりぃ。クソ面倒』
AMY『でも頼れるのはあなたしかいないんです! 私、本当にチュートリアル終わらせたばっかりで、どうすればいいのか解らないんです!』>RUI
RUI『そんなん別の奴に頼れ』>AMY
AMY『お願いします! この通りです!』>RUI
RUI『チャットログでこの通りもクソもあるかよ。……あーわかったわかった。さっきのような奴らに目ぇつけられて、リアル事案とかやべーしな』
AMY『ありがとうございます!』>RUI
RUI『とにかくついてこい。動きとか見てやる』>AMY
RUI『へぇ、初めてな割にはよく動けるじゃねーか』>AMY
AMY『そうですか?』>RUI
RUI『俺の仲間なんざやられまくってたかんな。あいつに比べりゃ上等だ』
AMY『へぇ……』
RUI『後は何回かやってコツとか解りゃ何とかなる。てめーに似合う武器も解んだろ』>AMY
AMY『教えてくれないんですか?』>RUI
RUI『んなもんてめーで見つけろ。そこまで面倒見きれねー』
AMY『そうですよね……。あ、友達から連絡入りました。今からログインするって』>RUI
RUI『そーかい。じゃあ後はそいつから色々教えてもらえ。クラン入りとかな』>AMY
AMY『はい、ありがとうございました。いつか恩返ししますね』>RUI
RUI『んなもんいらねー』
ペケ太郎『おまたせ! 初心者なのに一人で放り出してごめんね』
AMY『ううん。親切な人に色々教えてもらってたから大丈夫』>ペケ太郎
ペケ太郎『へー。その人とはフレ登録したの?』>AMY
AMY『フレ登録?』>ペケ太郎
ペケ太郎『フレンド登録。フレンドになっておけば、相手がログインしてる時に話とかできるんだよ。……ってもしかして』>AMY
AMY『……忘れてた』>ペケ太郎
ペケ太郎『あーりゃりゃ。ま、いつかまた会えるでしょ。さ、撃ちまくるわよー!』
AMY『待ってよー! 私初心者なんだからー!』>ペケ太郎