オフ会

ゴンちゃん:このチャットグループも作ってからそろそろ1年経つなー
Q:ん? ん? 何々、何かやらかすつもりなの?
ゼロ卿:悪い事ならお断りだぜww
ヤンマ:迷惑系も勘弁なwww
ゴンちゃん:違う違う、グループ1周年ってことで、リアルで集まらないか?
ピコ:つまり、オフ会?
Q:ふーん
ゼロ卿:お前反応薄いな>Q
Q:それほど興味ないからねー>ゼロ卿
ヤンマ:俺は会いたいけどな~。せっかくだし、皆の顔見てみてーしw
ゴンちゃん:だろ? んで場所は虹顔市ってとこでどうだ? あそこの中央地区、めっちゃ面白いコンカフェあるって聞いたんだよ
ピコ:コンカフェ? オフ会には向いてなさそうだけど
ゴンちゃん:それがさ、入店には仮面が必要らしいんだよ。それで、複数人用の個室もあるって言うから、そこ予約してさ!
ゼロ卿:仮面着用のカフェかー。確かにオフ会にはぴったりだな
ピコ:面白そう! でも仮面なんて持ってないよ
ゴンちゃん:何かふらりと立ち寄った人にも仮面をご用意しますって書いてあるから、大丈夫じゃね?
Q:あー、なら安心だね
ヤンマ:みんなの顔見れると思ったけど、仮面着けて会うってのもありだな! 俺はそこでいいぜ!
ゼロ卿:俺もそこでいい
ピコ:自分もそこでおkー
Q:ま、みんながそこでいいならボクもそこでいいよ
ゴンちゃん:決まり! じゃあ細かいところは後々って事で!
ピコ:あ、そろそろ自分落ちるね>ALL
Q:あんま寝たくないんだけど超眠いし、ボクも落ちるー
ゼロ卿:お疲れー
ヤンマ:おっつー

ゴンちゃん:……なあ、ピコってさ
ゼロ卿:なんだよ
ゴンちゃん:女だよな? しかもかなり若い
ヤンマ:なんだよ、もしかしてガチ恋でもしたか?w
ゴンちゃん:いやいやいや、でも手を付けたくならねぇ?
ゼロ卿:手を付けるって……ヤるって事か?
ヤンマ:おいおいおい、ヤバくねえか?
ゴンちゃん:いいだろ別に。仮面付けてりゃ誰だってバレねーってw
ゼロ卿:……そう言う事なら乗った。最近飢えてるんだよ
ヤンマ:ま、まあ、バレねえなら俺もやりたいかな……。
ゴンちゃん:俺の予想じゃQも女だろうし、めっちゃ楽しめそうだぜ?
ヤンマ:マジか。ボク娘とかマジストライクなんだけど
ゼロ卿:速攻で乗って来たなwww
ゴンちゃん:じゃあ俺らだけの部屋作るから、そこで相談しようぜ
ゼロ卿:おk
ヤンマ:おk

(オフ会当日)

Q:ピコ、今どこ?
ピコ:電車乗ったとこ。Qは今どこ?
Q:もう現地にいるよ。……実はさ、ボク虹顔市に住んでるんだよね。
ピコ:え?
Q:だから近道教えてあげる
ピコ:マジ!? 自分は虹顔市初めてだから助かるー
Q:まずは企業地区駅に降りて
ピコ:おk-

ピコ:何かレトロなとこについたけど、ここに例のコンカフェあんの?
Q:あるあるw そこをまっすぐ行けば……
ピコ:行けば?
Q:何もありません
ピコ:ちょ!www
Q:てってれ~♪ ドッキリ大成功~♪ 実はオフ会もドッキリでーす!
ピコ:……え?
Q:さっきゴンちゃんからそんな連絡来た。
ピコ:嘘。ゴンちゃんに話聞く
Q:ざーんねん。これスクショ
ピコ:……ホントだ
Q:まあそこの下町地区はレトロなの多いし、楽しいところだから観光でもして帰りなよ。じゃあね~♪
ピコ:ちょ、ちょっと待ってよ!
ピコ:……本当に最悪。

―ピコがチャットルームから退室しました―

 

ゴンちゃん:おい
Q:何?
ゴンちゃん:ピコと連絡とれねーんだけど
Q:そうみたいだね~
ゼロ卿:そうみたいだね~ってお前何か知ってんの?>Q
Q:てってれ~!
ヤンマ:?
Q:ドッキリ大成功~!
Q:ボクこそみんなが期待してたピコちゃんでーす!
ゴンちゃん:はぁ!?
ヤンマ:どういうことだよ!?
Q:ヒント→複垢
ゼロ卿:……やられた
ゴンちゃん:全っ然気づかなかった……騙したのかよ!!
Q:ふふふ、ボクも演技力結構イケるね~。
ヤンマ:ふざけんな! 俺達お前も女だと思ってたんだぞ!
Q:だから何? ボクが女だったらどうするつもりだったの?
ヤンマ:……あ!
ゼロ卿:バカ、引っかかりやがって!
Q:ま、期待してたキミらの顔は本当に面白かったよ。じゃあね~♪

ーQがチャットルームから退室しました―

 

ピコ『……喫茶店のおじさんから、話聞いた』
Q『……』
ピコ『ゴンちゃんたち、私の事狙ってたんだね』
Q『もうちょっと男のふりが上手ければ騙せたのに、キミ下手くそすぎ』
ピコ『悪かったですねー。もうあのチャットルームには近寄らないどく。ラインもブロックしたよ』
Q『一応メアドも変更しときなよ?』
ピコ『そうする。ありがとう。助けてくれて』
Q『やめてよ、気持ち悪い』
ピコ『でもお礼言いたかったし』
Q『これからどうするの?』
ピコ『しばらくはSNSでのんびりやるよ。もうオフ会はこりごり』
Q『ぷくく! そこでもまた騙される顔が見えそうだよ♪』
ピコ『ひっどーい』
Q『そう、ボクはヒドいの。で、キミはそんなのと会いそうになってたんだよ』
ピコ『そうだね。ところでさ』
Q『?』
ピコ『何で助けてくれたの?』
Q『助けてないよ、ただ』
ピコ『ただ?』
Q『あいつらの間抜け面が一番見て面白そうだなって思っただけ』
ピコ『そっか。Qらしいね』