ライドカメンズ長編2

アニメコラボカフェにて

(だ、大丈夫。バレてないわよね) 人ごみに紛れて、フードを深くかぶる。近くに自分の知り合いはいないが、それでも警戒するに越したことはない。 周りが友達や恋人と一緒に盛り上がる中、私は一人で周りを警戒しつつ列に並ぶという異様な状態だった。 私…

図書館の彼

『……と言うわけで、下町地区の神社は参拝客でにぎわっています』 一月二日のTV。 特番に挟まれたニュース番組の中で、今年の虹顔市の正月を映していた。初日の出を拝みに行く者、福袋を買いに行く者、そして参拝客。 特に参拝客の方は人が多い。そりゃ…

廃ホテルの少女と赤い鬼

 ある日のことです。 女の子が一人で、工業地区の廃棄されたホテルにやって来ていました。「こ、こわい……」 身体はふるえ、足はおっかなびっくり。そんな状態でここまで一人で来たのには理由があります。ここに来て、鬼のウワサを調べなければ、お気に入…

下町浪漫日和

 虹顔市の隣の市には、育ちのいい少女たちが通ういわゆるお嬢様学校がある。 私はその学校に通う高校二年生。仲の良い子たちとグループを作り、その中で平穏で幸せな生活を営んでいた。 そんな日常の中、今日はちょっとだけ変化があった。「みなさーん、ち…